2008-01-18

Mercurialって何だ?

以前勤めていた会社ではMicrosoft Visual SourceSafe(以下VSS)を使用してバージョン管理を行っていた。

使用を決めた際に、会社にはWindowsサーバしかなかった事、CVSの導入は文字コードの問題等があり、手順が面倒そうだった事、使用する側が理解できなければ混乱する事、などの理由からVSSを使用していた。

結局、前の会社では使いこなせる人が増えないまま、私が管理していた。
さすがにヘルプに書いてある事まで手順書がないと出来ないと言われたら展開する気も起きないってものだ。

で、今の会社ではSubversion+TortoiseSVNを使用している。
大変便利で重宝している。
ただ、客先で作業しているときなど、オフラインでコミットできないため
出先での修正分の変更管理が不十分になってしまう事が多かった。

さて、Mercurialであるが、どうやらこれは分散型のバージョン管理ソフトであるらしい。
これを使えばオフラインでのコミットも出来るし、帰ってからマージすれば、オフラインでのコミット分も履歴として残るらしく、非常に便利そう。
運用上、中央のサーバを立てる事も問題なくできそう。ただし、懸念材料もある。

  • オフラインで独自にコミットしていけるため、中央のサーバに反映、中央のサーバからマージする頻度が少なくなりそう。毎日マージ、コミットしているから分担して作業できているが、頻度が落ちればマージ時の変更点が多すぎてマージミスが頻発しそう。
  • 使う人が理解できない可能性が高い。
  • 運用ルールを決めて守ってもらのが大変そう。
  • TortoiseHGを使用するとエクスプローラからの操作が簡単になる…はずなのだが…
    完成度はまだまだ低い。TortoiseSVNのような便利さはない。
  • 日本語環境ではインストーラなどでは設定してくれないのでちゃんと設定してあげる必要がある。
と、まあ、こんなところでしょうか?
TortoiseSVNと共存させたからか、TortoiseHGはアイコンのオーバレイ表示はなしでした。

将来的には協力会社と仕事をするときなど、必須になってくると思われますが、現時点ではまだまだ導入できないなぁ、と思います。

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